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3月からは必修が1科目(マクロ経済)となり、次の選択クラスを履修しています。

1.Healthcare Marketing (HC Marketing)
2.Medical Device & Life Science
3.Corporate Strategy for Environment, Sustainability, and Governance (ESG)

HC Marketingの教授は学者ではなく、Vanderbilt University Medical Center(VUMC)の戦略担当の役員です。どちらかというと叩き上げの親分といった感じで、アメリカ人学生からすこぶる評判がよいです。

多分、2つ理由があって、話のテンポの小気味よさ(私は意味不明な箇所でもみんな楽しそうに聞いている)と使い古されたケースではなく、最新の話題をとりあげている点だと思います。付け足しで、イケメン親父だから女子学生達はたいそうお気に入りでもあるのですが(笑)

教授は医療機関でのマーケティング職が長いからか、授業がプレゼンテーションのように進行します。当然、聴衆受けする見せ方をするので、内容が興味深い印象になるのだと思う。
(どっこい教授は南部なまりが強くって、日によっては言っている内容がさっぱりだったりするのですが、、、)

ちなみに、先日はVUMCが近隣競合4病院とどのように差別化を図って、現在のシェアに至までの戦略について紹介してくれました。

アメリカにきて凄いと感じることに定量的に分析できる開示資料が非常に充実している点があります。テネシー州発表の施設ごとの患者さんのデータも年齢、性別、支払い保険者、住んでいるエリア(郡レベル)などなど、切り口となるデータがざくざく出てくるんです。Medical Deviceの授業でも別のデータの使い方のレクチャーがあったりと、日本も厚生労働省の統計資料があるけれど、施設別などマーケティングよりのデータベースはみつからないと思う。

またこのクラスは病院マーケティングで、医薬品/医療機器やITサービスではないのですが、グループワークでは病院以外の製品/サービスのケースでもOKとのこと。フレームワークやデータ分析を通じた提案がグレードの基準で、プロセスを学ぶ機会を提供しているとのこと。この辺は形式にとらわれることなく生徒の自主性が大切にされてるなって思う。ちなみに我々のグループは今年特許が切れる医薬品のマーケティング戦略を考えることになります。


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1月からの学期では、ヘルスケアの下記2つの選択科目を履修しています。

1.Healthcare Delivery & Organization
2.Healthcare Law & Regulation

1(HCO)は病院の組織について2(HC L&R)は主にアメリカの医療に関する法規制を学んでいます。
HCOはリーダーシップ論の教授が今年開講したクラスで、病院経営にとって最適な組織形態とは何かを、Human Resourceの観点も交えながら進めています。

このクラス、約25名の生徒が参加してますが、外国人が私しかいません。
何が起きているかというと、授業のスピードが半端無く早いんです。。。
学生同士で意見交換をかわし、最後に教授がまとめるという毎回流れのため、話が拡散しているようで、どこで発言したら良いのか未だにわかってません。

これはマズいと思い、「授業に入りきれてないんですけど。。。」とクラス後に相談したところ、「ひたすら予習あるのみ!」と温かい言葉を頂戴しました。
「予習しても発言が拡散しすぎてついていけてない」旨を伝えると、「クラスで話あってたポイントのどれでもいいから、日本との比較などをして、次のクラスでシェアしてくれると助かる」とのこと。

これなら何とか出来そうかも(!?)と思い、看護職、コメディカルの離職率の日米比較をしてみようと、あれこれ検索し、教授にデータと自分の見聞をメールにて報告しました。
「こういう調査こそ、キミしかできないんだから、どんどんやって欲しい。来週のクラスで指すからシェアしてね♪」と返事をもらいました。

確かに議論は気づきの場面ではあるかもしれないが、データの裏付けや国際比較などは、その場で深堀はできない。今回調べて思ったのは、みんなと同じ土俵で積極的に挙手することも大事だけど、地味そうだけど議論の深堀につなげるポジションも必要なんだってこと。
確かにクラスでは生徒が、”Evidence-Based Medicine”(根拠に基づく治療)という言葉を良く使うんだけど、水戸黄門の印籠のようにこれを最後の切り札的に使ってて、誰も追跡データとかはシェアしていない。
治療だけではなく経営論でも議論を進めるデータは必要だ。
4週間(7回)かかってしまったけど、これから少しでも参加できるように調べて行きたい。

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