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モジュール1と2間は通常ですと、fall breakで1週間のお休みなのですが、ヘルスケアMBAの1年生は必修コースとして、Health Care Immersionに参加します。

これはモジュール2から始まるコア科目のThe Healthcare Landscape受講前に、業界の基礎知識を習得することが目的で、1週間びっしりとコースが組まれています。ヘルスケア専攻は約40名ですが、業界経験者(医師、病院事務、製薬、医療機器、IT)が約半数で、残りの生徒は他業種から転職先にヘルスケアを考えているため、ほとんどが業界初心者です。

すでにコア科目もスタートしていますが、授業は教授と生徒による双方向コミュニケーションが中心に進められるため、いきなり授業に飛び込むと議論している内容もさっぱりわからないってことになりかねません。そこで、Owenでは生徒の知識レベルの水準向上について集約した準備コースを用意してくれています。


私は医療機器メーカーの人間ですので、手術や治療について多少の見聞はあるものの、アメリカの医療を生で知る機会は初めてでした。毎日がとても刺激的で、コア受講前に不勉強だった点の洗い出しや興味分野の再確認と大変参考になるコースでした。

Health Care Immersionの内容はざっと以下のとおりです。

Vanderbilt大学 Medical Center(VUMC)関連
・手術見学(私は耳鼻科と形成外科の見学でした)
・ドクターヘリチームの職場見学
・医療コンサルチームによるコンサルテーション事例紹介
・夜勤見学(小児救急外来、ICUなど)
・病棟看護師の業務見学(私は外傷ユニットへ行きました)
・統合医療(西洋医学と東洋医学のコンビネーション治療)施設
・経営管理部門の業務紹介
・リサーチラボ見学
・Vanderbilt大学 医療経済学の教授によるアメリカの保険制度の授業
・系列クリニック(スーパーマーケット並みにでっかい)訪問

他施設訪問
・透析施設(大手透析グループの1施設)
・地域かかりつけ施設
・バイオベンチャー(整形外科領域)訪問と企業プレゼン
・研究受託のベンチャー集合体(複数企業が各設備をシェアすることで初期投資が抑えられるのだそう)

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 屋上のドクターヘリ!   新設クリニック(ショッピングモール級!)
 
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 救急の処置室       小児救急の夜勤を見学


毎日、びっしりとスケジュールが組まれてて、同級生も「ちょっとタフだよねぇ(苦笑)」といった声も出ていましたが、ヘルスケア業界の網羅性からすると、ここまで丁寧に準備されている点が驚きでした。やはり実際に訪問したり、話しを聞く事は本を何冊も読むよりも効果があったと思います。(その後、書籍、データをたくさん読む事になるのですが、これはまた別の機会に。)


なかでも印象的だったのは、治療現場では若手に経験を踏ませるよう、かなり意識的に機会を提供していた点です。手術室と小児救急、外傷だけの見学でしたが、いづれの部門でも医師、看護師が若手に「早速やってみよう!」といった感じで、治療するよう指示していました。

ちょっと驚いたので小児救急医(同じ歳くらいの女医)にリスクはないのか質問したところ、「人を育てないと自分の仕事が増えるばかりよ。まずは基本的な業務から経験を積んでもらって、その仕事を早く彼らに任せた方が、自分は経験と高度な技術を要する分野に集中できるでしょ。もちろんリスクは考慮しているから、中堅が一緒に立ち会ってたでしょ?中堅も教育を学ばなければならないし。専門職と言ってもポジションに応じた役割があるからね♪」との回答でした。施設インフラの点では日本とアメリカに大きな差は感じませんでしたが、OJT文化の違いを知る機会でした。


ちなみにヘルスケアの教授、ラリーは学生との距離が非常に近く、自宅パーティを開催したり、コース後に「飲みながら議論するぞぉー!」とのかけ声で生徒を外に誘ったりとコミュニケーションが盛んです。
授業での進行も学生に対しては、座学よりも積極的に参加するよう促しています。
OwenはヘルスケアMBAが特長の一つですが、早速その一端を肌で感じながらコア科目を受講中です!

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最終日の振り返りタイムにはDean(写真中央)が香港、NY出張帰りに立ち寄ってくれました。こういうDeanのビヘイビアはリーダーシップを直接学ぶ機会となっています。

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コース修了時に教授からサプライズで全員に修了証と手術着が授与されました!
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