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MBA
今日はCorporate Strategy for ESG (Environment, Sustainability, and Governance) の最終クラス。

最後のケースはアメリカ玩具メーカーの中国製品の話題。子供がおもちゃを口に運ぶと化学物質の影響やらマグネットを飲み込んだりしてアメリカでは社会問題となりました。

CEOが当初の釈明で「会社の責任ではなく現地委託先の問題」と発言し、中国から猛反発されたケースです。マグネットは製品デザインの問題で、現地のオペレーション側には過失はないという中国側の主張が通ったわけですが、授業中ふと、東北の地震後に東電の福島第一原発のことを思いだした。責任をすり替えるという意味で。

確かに地震は予知できないから規制でがんじがらめには出来ないが、建設地や設計では企業が源流管理できるわけで、下手に言い訳すると世論からもっともな声が多数あがってくる。後手の広報活動はresponsive CSRに似てて、問題対処のための穴埋め活動だから、次に穴が見つかるとさらに信用問題へ発展していく。今日は内容がてんこもりで生徒の発言機会がほとんどなかったけど、広報とCSRについてあらためて見直すきっかけをtakeawayとしておきたい。

授業後に中国人で唯一クラスに参加している同級生とCSRについて話してみた。
彼女とは過去に二回オペレーションとマーケティングでグループが一緒になったことがあったけど、過去はCSRという考えが全くといって無かった。このクラスでも始めの2回くらいは”CSR=Corporate Social Responsibility”って何度もノートに書いてる光景を目にした。

そんで、今はというとアメリカのエネルギー関連企業でのインターンが決まっている彼女は「アジア市場に目を向けたときにCSRで持続的な競争優位のポジションをとらなきゃね」と言ってた。「中国にいた時は公害とか子供の雇用とかはとても少数のケースだったし、必要だから仕方ないって思ってた」とも。

文化が異なる場所に身をおくことで新しい視点を手に入れた彼女がうらやましかった。もちろん自分もこのクラスではアメリカ人学生達の株主への説明責任重視(偏重すぎる嫌いはあったけど)というスタンスに触れたことは大きな刺激になったわけで。

最後に彼女がぼそっと「なんか中国製というだけで低品質という偏見から始まった社会問題みたいで、日本や韓国みたいに高品質のreputationがある国がうらやましいっす。」と口にしたのを聞いて、「いずれ中国もインドから今の日本みたいに見られる時がくるよ。日本も50年前は今と扱いが違ってたから。内需も拡大している今は高品質よりも需給を満たす物量が必要でしょ。次はインドにキャッチアップされるからリーグテーブルが日本や韓国、アメリカ企業に変わるから、その時が勝負だね」と返してみた。
これ、言った後にちょっと上から目線だったか!?と思ったけど、彼女は議論を楽しそうに続けてくれた。

試験前で最終プレゼンや試験勉強で慌ただしい日だったけど、やっぱり自分の考えを口にして試すことに意味があるのだなと今更ながら体験できた一日でした。(しかも仕事と違ってリスクは低い)
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